「花粉は春だけ」と思っていませんか?
実は秋も油断できない季節です。ブタクサやヨモギ、カナムグラといった植物の花粉が飛散するうえ、夏の冷房使用で溜まったホコリやカビが秋に一気に広がります。さらに、過ごしやすい気候になって窓を開ける機会が増えることで、室内に花粉やホコリが侵入しやすくなるのです。
鼻炎や目のかゆみなどの不快症状を避けるためにも、秋こそ掃除の仕方を工夫することが大切。ここでは「花粉・ホコリ対策に効果的な掃除術」をステップごとに解説します。
◆ ステップ1:窓・カーテンの花粉対策
秋の風を取り込みたいけれど、窓を開けると花粉やホコリが入り込むのが悩みどころ。そこで意識したいのが、換気のタイミングと窓まわりの掃除です。
実践ポイント
- 換気は花粉の少ない朝や夜に、短時間で行う
- カーテンは月1回洗濯。難しい場合は掃除機のブラシでホコリを吸い取る
- 網戸は水拭きして花粉を取り除く
特にカーテンは見落とされがちですが、布地が花粉やホコリを吸着しやすく、気づかないうちに室内環境を悪化させていることも。小まめにケアすることで、空気の清潔さがぐんと変わります。
◆ ステップ2:床掃除は「拭き掃除」が基本
花粉やホコリは重力で床に落ちやすく、気づけばフローリングや畳にたまっていることも。床掃除を怠ると、歩くたびに舞い上がってしまいます。
おすすめの掃除法
- いきなり掃除機ではなく、まずフローリングワイパーや雑巾で拭き掃除
- 静電気シートを使うと、花粉や微細なホコリまでしっかりキャッチ
- 掃除機を使う場合は「拭き掃除の後」にすると効率的
👉 この順番を意識するだけで、室内の空気の清浄度が大きく変わります。

◆ ステップ3:寝具やソファの徹底ケア
布団やソファは花粉やホコリがたまりやすい場所。特に寝具は一日の3分の1を過ごす場所だからこそ、清潔に保つことが重要です。
ケアのポイント
- 布団は天日干しより「布団乾燥機+掃除機で吸引」が効果的
- 枕カバーやシーツは週1回の洗濯を習慣に
- ソファやクッションはカバーを外して洗い、布地部分は掃除機で丁寧に吸引
- 寝室に空気清浄機を置くと、花粉の侵入を軽減し、快眠環境をキープ
快眠のためには、布団のケアが特に重要。こまめなメンテナンスで睡眠の質が向上し、体調管理にもつながります。
◆ ステップ4:空気清浄機とフィルター掃除
室内の花粉・ホコリ対策といえば空気清浄機。とはいえ、フィルターが汚れていては性能が半減し、むしろ空気を汚す原因になることもあります。
メンテナンス法
- 2週間に1回はフィルターのホコリを掃除機で吸引
- 水洗い可能なタイプはシーズンごとに丸洗い
- ついでにエアコンのフィルターも掃除すると、空気循環がより快適に
👉 家電の掃除を組み合わせることで、部屋全体の空気環境が大幅に改善されます。

まとめ:秋掃除で快適な室内環境を
秋の花粉やホコリを放置すると、
- 鼻炎やアレルギーの悪化
- 家のにおいや汚れの蓄積
- 睡眠の質や集中力の低下
といった不調につながります。
窓やカーテン、床、寝具、そして空気清浄機。この5つのケアを意識するだけで、室内環境は驚くほど快適に変わります。毎日の掃除に少し工夫を取り入れ、秋も清潔で健やかな暮らしを手に入れましょう。